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[試合決定]2021.3.26

比嘉大吾が沖縄で防衛戦!

 WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の比嘉大吾(25=AmbitionGYM)の次戦が決定!比嘉は、4月24日(土)に沖縄コンベンションセンターでWBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級11位の西田凌佑(24=六島)を迎えて初防衛戦に臨む。
 比嘉が故郷・沖縄のリングに上がるのは2018年2月にモイセス・フエンテス(メキシコ)に初回KO勝ちし日本タイ記録となる15連続KO勝利を挙げて以来となる。
オンライン会見に出席した比嘉は「地元で試合ができるのはうれしい。相手はサウスポーなのでしっかりと対策して倒します」とKO宣言した。
 試合の模様は沖縄の琉球放送が生中継(午後4時30分〜)、TBS「ガッツファイティング」で後日、録画放送される。
 チケットは4月6日午前10時から予約開始となる。
 問い合わせ:トラロックエンターテインメント(03-6820-9313)
 
「沖縄で試合ができるのが嬉しい」
 約3年3ヶ月ぶりに地元沖縄のリングに上がる比嘉は晴れやかな表情を見せていた。「タイトルをかけて沖縄で試合ができるのがうれしい。倒して勝てばお客さんも喜んでくれると思う」と比嘉の代名詞であるノックアウト勝利を予告した。
 最大5000名収容の沖縄コンベンションセンターで半分の1900名を入れて興行を開催する。
 大晦日にストロング小林佑樹(六島→引退)に挑戦した比嘉は、右アッパーでキャンバスに沈めて王座を獲得。完全復活を印象付けるとともにバンタム級で世界王座奪還を期待させる内容を見せた。
挑戦者の西田凌佑(六島)
 挑戦者の西田は、昨年12月に大森将平(ウォズ)に判定勝ちし3戦目でランク入りを果たした新鋭で、大森戦ではボクモバ予想16%と不利予想の中、初回からペースを握りアップセットを起こした。アマチュア仕込みのテクニックと勝負強さが光る技巧派サウスポーだ。
サウスポー対策も万全
 相手の印象を聞かれた比嘉は「長身サウスポーのボクサーファイター」と口にすると、「いつものように懐に入るボクシングを徹底する。倒すボクシングに特化して判定までいかないようにしたい。見ていてわかりやすい結果を出す」と完全勝利を目指す。
 すでに西田の試合映像を見て研究していて、スパーリングやミット打ちでサウスポー対策に取りかかっている。本日26日は大橋ジムに出稽古へ行き、日本バンタム級4位の中嶋一輝(27)と実戦練習をする。試合まで1ヶ月を切り、ここから本格的な減量に入る。
井上尚弥(大橋)と拳を交えた
 比嘉は、2月11日(木・祝)に代々木第一体育館で開催されたボクシングチャリティーイベント「LEGEND」に出場し、WBA(世界ボクシング協会)バンタム級スーパー王者、IBF(国際ボクシング連盟)同級統一王者の井上尚弥(27=大橋)とスパーリング形式のエキシビションマッチを行った。「スピードや距離感などを含めて良い経験になった」と今や世界のトップボクサーに上り詰めたモンスター井上と拳を交えた感想を口にした。
「沖縄でも倒す!」
 現在、世界主要4団体でランキングされている。比嘉陣営は「世界前哨戦とも考えているが、今のバンタム級の情勢を考えると、ここに食い込んでいくのはなかなか難しい状況。WBOアジアパシフィック王座の防衛戦なので、ランキングも必然的に上がると思う。WBO王者のカシメロを狙っていきたい」とジョンリエル・カシメロ(31=比)の名前を挙げた。
 比嘉は「自分としてはいつ世界戦が決まってもいいようにしっかりと準備していく。決められた試合を勝っていくだけ」と語った。
 前戦、フライ級世界王者時代に見せた野獣のようなファイトスタイルでファンを魅了した比嘉が沖縄で強打を爆発させる!

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