古橋岳也が辰吉寿以輝との対戦を熱望!

　日本スーパーバンタム級王者の古橋岳也(33=川崎新田)が19日、神奈川県川崎市役所を訪れ、福田紀彦市長(48)に日本王座獲得を報告した。
　表敬訪問を終えて取材に応じた古橋は、8月2日(月)に後楽園ホールで予定されている初防衛戦の相手に「あくまで希望ですが」と前置きした上で同級8位の辰吉寿以輝(24=大阪帝拳)の名前を挙げた。
　古橋は「自分はまだ知名度が低いので、名前のある選手に勝って評価を挙げたい」と理由を口にした。

　古橋は「ゆくゆくは世界を目指したいが、世界へは国内に敵なしを証明してから行くものだと思っている。まずは、このベルトの価値を高めていきたい。最低でも3回は防衛したい」と王者としての自覚を示すと、「端から見たら自分は狙いやすいチャンピオンだと思う。その評価を覆していきたい」と抱負を語った。

　福田市長は「苦節14年で3度目の挑戦でに日本チャンピオンのベルトを獲ったということで、耐えて頑張り続けた成果を出したことに感動している。日本一はすごく良い響き。地元のファンも勇気づけられたと思う。川崎から世界へ羽ばたいてほしい」と、川崎生まれで川崎育ち、そして川崎のジム所属で初の日本王者に輝いた古橋に労いの言葉をかけた。

　古橋は「市長のいる部屋に入った瞬間、空気が変わって緊張したが市長に言葉をかけてもらって素直に嬉しい」と感想を語ると「川崎市の著名人としてはまだまだ知名度が低いので、さらに上を目指していく」と言葉に力を込めた。