江藤、兄弟復活の狼煙

　8月4日(木)、タイ北部ピサヌローク県で、WBCインターナショナルフライ級シルバー王者でWBC世界同級5位パノムルンレック・ガイヤーンハーダオジム(タイ)に挑む、東洋太平洋スーパーフライ級14位・江藤光喜(白井具志堅)。敵地でのタイトル初挑戦となるが、パノムルンレックに勝利すれば、シルバー王座と同時に世界ランクをも手中に収めることになる。
　今回、ビックチャンスを掴んだ「江藤三兄弟の長兄」光喜が、ボクシングモバイルにその決意を語った。

■今回の挑戦が決まった経緯は?
江藤　実は最初、嘉陽さんに話があったんです。だけどスケジュールが合わなくて、先方に"光喜では駄目か?"って問い合わせたら王者サイドから"OK!"の返事がきて。それで僕が挑戦することになったんです。ジムには感謝しています。

■敵地での挑戦に不安は?
江藤　不安は余りありません。逆に楽しみの方が大きい!唯一の不安は暑さくらい。試合会場も空港から車で6時間かかるらしいです(笑)。日本なら東京からどこまで行けるんだって話しですよ。僕はメキシコでも試合をしているので、その経験が活かせれば良いですね。

■どんな試合展開を予想する?
江藤　パノムルンレックはガンガン向かってくるタイプなので、僕はアウトボクシングのフリをして誘い込みたい。そこでガツンとパンチを当ててやりますよ。僕のパンチが当たれば、流石に倒れるでしょう。だけど、今は色んなパターンを用意しています。

■改めてシルバー王座挑戦に向けて決意を!
江藤　この戦いは世界への登龍門だと思っている。巡ってきたチャンスは確実に勝ちます!そのために今、精一杯練習をしている。これまで沢山の人達に支えられ、僕はボクシングをやってこれた。全ての人に恩返しするためにも、絶対に勝ちます。タイで大番狂わせを起こし、シルバー王座を巻いて帰ってきます!

■モバイルユーザー・ファンにメッセージを!
江藤　兄弟三人で世界王者を目指しています。今、大喜と伸悟の2人は怪我で戦線離脱しているが、もう直ぐ復帰します。僕がタイでパノムルンレックに勝って、江藤三兄弟はここから這い上がります!応援お願いします。

　シルバー王者パノムルンレックは、34戦33勝(17KO)1敗を誇るサウスポーの強豪である。果たして江藤光喜は、世界挑戦を目前に控えたパノムルンレックを相手に「江藤三兄弟」復活の狼煙を上げることができるのか。

■WBCインターナショナルフライ級タイトルマッチ
王者パノムルンレック・ガイヤーンハーダオジム(タイ)VS挑戦者・江藤光喜(白井具志堅)
■日時:8月4日(木)
■会場:タイ国ピサヌローク県