小原佳太にメキシコ逆輸入の坂井祥紀が挑戦!

　三迫ボクシングジムは24日、日本ウェルター級チャンピオン小原佳太(34=三迫)の初防戦の日程を発表した。4月8日(木)に開催される「ダイヤモンドグローブ」(後楽園ホール)のメインイベントで、メキシコからの逆輸入ボクサーとしても注目を集めている同級6位の坂井祥紀(30=横浜光)を挑戦者に迎える。

　小原は昨年2月、永野祐樹(帝拳)に7回TKO勝ちして日本王座2階級制覇を達成。ウェルター級で国内ナンバーワンを証明し存在感をアピールした。現在、IBF世界5位につけていて海外進出を目指すためにも強さを示しておきたいところだ。

　一方、日本王座初挑戦の坂井は、19歳で単身メキシコに渡ると10年間で36戦してWBC世界ユース・スーパーライト級王座を獲得した。昨年、帰国し横浜光ジムと契約すると8月に重田裕紀(ワタナベ)に勝ち日本ランキング入りを果たした。

　硬いガードと相手のパンチを逃がす鉄壁のディフェンス力と接近戦でのショートパンチを得意とする。小原は軽快なステップワークから左右ともに強烈なパンチで対戦相手をキャンバスに沈めてきた。高い攻撃力を誇る小原に対し、坂井がどのような秘策を持ってくるのか!?

アンダーカードも注目!

　セミファイナルに保坂剛(24=三迫)がフィリピン帰りの登場。昨年閉館したセブ島のALAジムからプロデビューした注目の逆輸入ボクサーの実力は如何にーー。

　藤田"豪腕"裕崇(26=三迫)もセミファイナルの前にリングに上がる。63kg契約6回戦で赤岩俊(28=マナベ)と対戦する。

　選手層の厚い三迫ジムが期待する2人の新鋭に注目しよう!