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[公開練習]2021.2.19

米国初進出の京口紘人がKOを狙う!

 WBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)が19日、都内の所属ジムで12ラウンドのスパーリングを行った。実戦練習の模様は、ワタナベジム公式YouTubeでライブ配信され、練習後にはリモート取材が行われた。
 京口は、3月13日(日本時間14日)に米国テキサス州ダラス・アメリカン・エアラインズセンターで同級10位のアクセル・アラルゴン・ベガ(20=メキシコ)を迎えて3度目の防衛戦に臨む。
 英国マッチルームボクシングと契約後、初の試合となる京口は「米国ファンにアピールしたいのでKOにこだわりたい」とインパクトのある勝利を目指す。
仕上がっている
 京口は、日本ミニマム級7位の森且貴(21=大橋)をはじめ相手を入れ替えながら試合を想定して12ラウンドのスパーリングを消化。スパーリングは9ラウンドからライブ配信された。スピードを活かしながら左右に動き回る森に対し、京口はジャブでジリジリとプレスをかけていくと、左ボディアッパーから右フックを好打。左を軸にロープに詰めて強烈なボディ攻撃を披露した。最後は両者とも果敢に打ち合いスパーリングを終えた。

 リモート取材に応じた京口は「これまでも世界戦前に12ラウンドのスパーは経験しているが、いつも以上に集中力を切らすことなく、プレッシャーをかけながらジャブを突くことができた。この時期でスタミナも最後まで続いたし、良い仕上がりだと思う」と手応えを感じていた。「ジャブとアッパーが鍵となる」と語った京口は「ストッピングジャブでペースを取りたい。出会い頭にかぶせてくる右には気をつけたい。しっかりブロックするイメージはできている」と対策は万全だ。

 同い年で親交が深いWBA世界バンタム級スーパー王者、IBF(国際ボクシング連盟)同級統一王者の井上尚弥(27=大橋)からは「乾燥するので加湿器は持っていった方が良い」と海外での試合経験を踏まえた上でのアドバイスを受けたことを明かした。

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