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[試合後会見]2021.1.22

久我勇作vs古橋岳也は壮絶な打撃戦!

 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ王者の久我勇作(30=ワタナベ)対同級1位の古橋岳也(33=川崎新田)が22日、後楽園ホールで開催された「DANGAN238」のメインイベントで行われた。
 2019年大晦日の敗戦から復活を誓った久我が2度目の防衛に成功したのか、それとも3度目のタイトル挑戦の古橋が悲願のタイトル奪取に成功したのかーー。試合は予想通りの激しい打撃戦となった。
左:古橋岳也(川崎新田)が逆転KO!
 死闘を制した古橋が新チャンピオンに輝いた。前半は久我が左ボディから右フックを叩きつけてペースを掌握。試合の流れが変わったのは4回。古橋が右フックでグラつかせて反撃した。前半終了時の公開採点は、久我がリード。6〜7回も久我の回転力が勝ったが、古橋は被弾しながらもボディにコツコツと集めてチャンスを伺った。8回、古橋は右フックから連打で棒立ちにさせてチャンスを作ると、9回に右を打ち込んでレフェリーストップに持ち込んだ。
何ラウンドで倒したか覚えていない
 3度目の挑戦で戴冠した古橋だったが、疲労困憊で会見場に現れると「日本のナンバーワン野郎になりました」と声を振り絞った。
 「相手のパンチが強くて鼓膜が破れたし、何度も心が折れそうになった。接近したらパンチの威力を殺せるので勇気を出して前に出た」と振り返ると、「試合前にメンタルトレーナーがリモートでサポートしてくれたのが大きかった。後半になってもブレずに戦うことができた」と感謝した。
 念願のベルトを獲得した古橋だったが、ダメージが深く会見を途中で切り上げた。
OPBF王者の勅使河原弘晶(三迫)
 この試合を観戦したOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の勅使河原弘晶(30=三迫)は電話取材に応じ、「凄まじい試合だった。古橋選手は前半に倒されてもおかしくないようなパンチをもらっていたが、耐えて反撃してとにかく気持ちが強かった。久我選手は打たれ強いイメージがあったがこの試合はパンチが効いていた」と感想を語った。
※撮影時のみマスクを外していただきました
採点表

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