小國以載と和氣慎吾が8年ぶりに再戦!

　角海老宝石ジムとDANGANプロモーションは22日、元IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級王者の小國以載(32=角海老宝石)と元日本・OPBF東洋太平洋同級王者の和氣慎吾(33=FLARE山上)による約8年ぶりの再戦を発表した。
　試合は、4月28日(水)に後楽園ホールで開催される「SLUGFEST19&DANGAN239」のメインイベント、スーパーバンタム級10回戦で行われる。
　両者は、2013年3月に神戸サンボーホールで対戦し、和氣が10回終了TKO勝ちでOPBF東洋太平洋王座奪取に成功した。リベンジを誓う小國と世界ランキングを奪いたい和氣によるサバイバルマッチが開戦する!

　OPBF王座を陥落した小國は、角海老宝石ジムに移籍すると2014年4月に日本同級王座を獲得。2016年大晦日にはIBF王者のジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)に挑戦した。当時全勝全KOのグスマンに不利予想が立ったが、ダウンを奪う快勝で世界初挑戦で戴冠した。
　和氣との王座決定戦で11回TKO勝ちしたグスマンに勝利を収めたのが興味深い。小國は王座返り咲きを目指し因縁の相手と拳を交える。

　一方の和氣は、OPBF王座を5度防衛後に世界戦でグスマンに敗れたが、再起後は2018年7月に日本王座に就いた。しかし、2019年10月に現WBOアジアパシフィック同級王者のジュンリエル・ラモナル(31=フィリピン)にまさかの3回TKO負けを喫し世界戦線から後退した。
　昨年の8月に川島翔平(29=真正)に6回KO勝ちし復活した。現在、WBC世界スーパーバンタム級15位にランクされているが、小國が持っている世界ランクを獲り再浮上を目指す。

　「サウスポーは苦手」と公言している小國の左利き対策、そして和氣がどこで得意のカウンターを繰り出すのか!?お互いのプライドが真っ向からぶつかり合う勝負になることは間違いない!勝って世界へアピールするのは?