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[海外試合結果]2021.1.3

フェリックス&レネ・アルバラード兄弟が登場

 米国・テキサス州ダラスのエアライン・アリーナで2日(日本時間3日)に行われたWBC(世界ボクシング評議会)ライト級暫定王座決定戦、ガルシアvsキャンベルのアンダーカードで、双生児兄弟のIBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級王者フェリックス・アルバラード(31=ニカラグア)と、WBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級正規王者レネ・アルバラード(31=ニカラグア)が登場。兄弟同時世界王座防衛を目指しリングに上がった。
フェリックスがTKO防衛
 双子の兄IBFライトフライ級王者フェリックスは、2階級制覇を狙うIBF同級3位ディジェイ・クリエル(25=南アフリカ)に対して序盤から積極的に前に出た。すると2回に左フックでダウンを奪い、追撃でさらにダメージを与えた。さらに4回にも再び左フックを顎にヒットさせて2度目のキャンバス送り。クリエルもなんとか細かい連打をみせるが中盤もアルバラードの攻勢が止まらない中、9回にはアルバラードの右でストップ寸前となる。そして迎えた10回、1分が経過したところでアルバラードが右ストレートを効かせ試合はストップ。10回1分39秒TKO勝利でアルバラードがV2に成功した。

 アルバラードの戦績は38戦36勝(31KO)2敗。敗れたクリエルは19戦16勝(8KO)2敗1分とした。
グティエレスが判定で王座獲得
 セミ格で行われたWBA世界スーパーフェザー級正規タイトルマッチは、レネ・アルバラードが、WBA同級3位ロジャー・グティエレス(25=ベネズエラ)を相手に初防衛戦に臨んだ。試合は初回の終了間際、攻勢を強めていたアルバラードにグティエレスが右を当て、撃ち合いの展開となる。すると3回にグティエレスが右アッパーで最初のダウンを奪う。さらにダメージをみせるアルバラードに追撃の右ストレートでダウンを追加。この回を凌いだアルバラードは続く中盤でさらに前進を強めポイント挽回を狙った。終盤に入ると疲れが出てきたグティエレスに対して、アルバラードが猛然と追い上げた。しかし最終回、グティエレスの左フックでアルバラードがこの日3度目のダウン。再開後になおも攻めていくが試合は終了、3-0(113-112×3)の判定でグティエレスが新王者となった。

 リベンジに成功し、世界王座も獲得したグティエレスの戦績は28戦25勝(20KO)3敗1分。V1に失敗したアルバラードは41戦32勝(21KO)9敗となった。

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