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[前日計量]2020.12.30

井岡一翔と田中恒成が52.1kgで計量をパス!

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の井岡一翔(31=AmbitionGYM)対1位の田中恒成(25=畑中)の前日計量が30日に都内で行われ、両者ともリミットちょうどの52.1Kgでクリアした。
 試合は、大晦日に東京・大田区総合体育館で開催される「SANKYO Presents LIFETIME BOXING FIGHTS」のメインイベントで行われ、当日午後6時からTBS系列で全国生中継される。
レベルの違いを見せる
 計量後にリモート会見に臨んだ井岡は「1年ぶりの試合でコロナ禍の状況で調整するのは簡単なことではなかったが、家族や陣営のサポートがあって良いコンディションで計量を終えることができた」と落ち着いた口調で現在の心境を語ると、「誰がチャンピオンなのかを証明する。格の違い、ボクシングのレベルの差を見せる」と発表会見から何度も口にしてきた言葉をこの日も発した。
井岡一翔(Ambition GYM)52.1kg
 横に並んだ田中を見て「見下しているわけではないが、存在を気にしていない」と印象は語らず。当日は4.0kg〜4.5kg増でリングに上がる。

 コンビを組むイスマエル・サラストレーナーとは昨日に合流し1年ぶりに対面した。「リモートで話していたし、これまで過ごしてきた時間の方が長かったので違和感はなかった。今回の試合に向けて打ち合わせした」と準備に抜かりはない。
田中恒成(畑中)52.1kg
 一方の田中は「ここからはしっかりとリカバリーして明日に備えるだけ。なに一つ不足のない調整ができた」と万全のコンディションをアピール。スーパーフライ級初戦で世界戦に臨む田中は「汗を出す練習ではなくて、最後まで試合のための練習ができた。力が漲っている。調子がものすごく良い」とプラスの言葉を並べた。
勝って自分が引っ張っていく
 大晦日の主役を座を奪いにいく田中は「この試合はビッグチャンス。レベルの高い日本のボクシング界で自分が4階級制覇することで引っ張っていく覚悟がある。自信を持って勝つ気満々でリングに上がる」と闘志を燃やした。
大晦日、18時にゴング!
 長らく日本ボクシング界のトップをひた走り、大晦日の主役を務めてきた井岡が、チャンピオンの力を示し海外へのビッグマッチにつなげるのか?!それともこれまで日本人ライバル対決、そして世界の強豪を打ち破り世界3階級制覇を達成した田中が、世界最速となる4階級制覇を成し遂げて世代交代をアピールするのか!?

 ボクモバ投票は30日午後2時30分の時点で515票が入っている。2015年5月に叩き出したフロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオ戦の521票を超えるのも時間の問題だ。4階級制覇王者と3階級制覇王者によるスーパーファイトはどのような結末を迎えるのか――。名勝負は必至だ!歴史的一戦のゴングは明日、大田区総合体育館で鳴り響く!

■オフィシャル
レフェリー:染谷路朗
ジャッジ:池原信遂
ジャッジ:福地勇治
ジャッジ:村瀬正一
立会人:安河内剛

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