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[試合後談話]2020.11.29

名古屋大橋ジムの勢いがすごい!

 薬師寺ボクシングジム主催の「SPLENDID BOXING」(1部)が29日、愛知・刈谷市あいおいホールで行われ、メインイベントが中止になったが、全3試合で熱戦が繰り広げられた。
この日、元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の大橋弘政氏(40)が会長を務める名古屋大橋ジムから2選手が出場し、いずれも勝利した。
 大橋弘政会長は「今年は3選手が出て全勝することができた。皆さんの応援が力になる。本当にありがたいです」と会場に駆け付けた大勢の応援団に感謝の気持ちを言葉にした。
右:赤塚翔(23)がデビュー戦を勝利
 第1試合51.5kg契約4回戦に出場した赤塚翔(23)は塩谷尚也(33=市野)と対戦。序盤から足を使って距離を外すと、上下に打ち分けポイントを加点。粘り強く戦う塩谷を振り切った。
扶桑町初のプロボクサーの赤塚翔
 デビュー戦を勝利した赤塚は、2ヶ月前に腕を負傷しスパーリングをすることができずぶっつけ本番でリングに上がったことを明かしたが、「満足がいく出来ではなかったが、勝てたことが自信につながる」と声を弾ませた。
 愛知県扶桑町初のプロボクサーの赤塚は、車で1時間かけてジムに通っている。この日は知人と名古屋大橋ジムの会員合わせて110名の応援団を背に戦った。
来年の抱負を聞かれた赤塚は「全日本新人王を獲ります!」と高らかに宣言した。
左:菅原健太(29)が判定勝ち
 第2試合バンタム級4回戦では菅原健太(29)が百田康平(30=唯心)と激突。菅原は左で丁寧に組み立てると、前に出てくる百田にワンツー連打で迎え撃ち着実にポイントを重ねて勝利した。
新人王を目指す!
 約2年4ヶ月ぶりに勝ち名乗りを受けた菅原は「相手は気持ちが強かったが足を使う自分のボクシングを貫いた。パンチは当てていたが採点はわからなかった」と安堵の表情を浮かべた。
 名古屋大橋ジム第1号のプロボクサーの菅原は「昨年獲れなかった新人王のタイトルにリベンジしたい」と拳を握りしめた。

 大橋会長は「2人には加藤マネージャーが打たせずに打つボクシングを教えている。うちのジムはまだ4回戦の選手が多いが、ひとつずつ勝っていく。来年は新人王を狙っていく」とジム初の全日本新人王を目指す。

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