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[試合後会見]2020.11.28

俺が亀田京之介だ!

 2019年東日本フェザー級新人王の亀田京之介(22=ハラダ)が28日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「Fighting Beat Boxing」のメインイベント、フェザー級6回戦に出場。アマ77戦61勝(33RSC)16敗で元近畿大学ボクシング部の監督を務め、プロに転向した浅井大貴(31=オール)と対戦した。
 地元の大阪に戻りハラダジムから再出発した亀田と5年のブランクを経てプロのリングに上がった浅井の対戦に会場はヒートアップした。
豪快に倒した!
 自主興行のメインイベンターを任された亀田が、これ以上ない勝ち方で存在感をアピールした。初回、左を突きながら前に出てくる浅井に対し、亀田はジャブで距離を測った。勝負が決まったのは2回。亀田は左フック、右フックでグラつかせると連打から最後は右ストレートでキャンバスに沈めた。勝利が決まった瞬間、亀田はリング上で雄たけびをあげた。
亀田京之介を知ってほしい
 試合後に囲み取材に応じた亀田は「良いところも悪いところも感謝しているが」と前置きした上で、「亀田3兄弟の従兄弟の『京之介』ではなく、『亀田京之介』として見てほしい」とアピールした。
 今日の試合は、元世界2階級制覇王者の亀田和毅(29)も会場に観戦していて試合中もアドバイスが聞こえたという。
良い年を迎えられそう
 「相手のジャブは硬くて上手かった」と拳を交えた浅井の強さを認めたが「プロの世界は甘くないということを証明したかった」と会心の勝利に胸を張った。 
 今後の目標を聞かれた亀田は「25歳までに世界チャンピオンになりたい。強い選手をたくさん倒して名前を上げていきたい」と抱負を語った。
 「去年は最後に全日本新人王決定戦で負けて最悪の年明けだった。今年は良い年が迎えられそうです」とこの日一番の笑顔を見せた。
悔しさを糧に這い上がる
 一方、黒星スタートとなった浅井は「初回はイケるなと思ったが…、スピードを出す前に終わってしまった。勝つことしか考えていなかったので…」と言葉を詰まらせた。
 世界チャンピオンを目指しボクシングを始めた浅井は「憧れのプロの舞台でやっとここまでくることができて嬉しかった」と話すと、「彼のことはリスペクトして正々堂々と戦った。この悔しさを糧に勝ち上がっていきたい」と再び立ち上がる。 

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