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[前日計量]2020.10.25

注目!比嘉大吾と堤聖也がバンタム級で対決

 バンタム級10回戦のリングで対戦する元WBC世界フライ級チャンピオン比嘉大吾(25=Ambition GYM)と現在日本バンタム級13位で2018年3月にプロデビューして以降、6戦5勝(4KO)1分の好成績を収めている堤聖也(24=角海老宝石)が25日、都内で前日計量とPCR検査を終えた。試合は後楽園ホールで26日18:30に第一試合が始まる「LIFETIME BOXING FIGHTS 4」のメインイベントで行われる。

比嘉大吾(Ambition GYM)53.4kg

 明日の試合が2018年4月のプロ初黒星からの復帰2戦目となる比嘉大吾だがAmbitionジムに移籍してからは初試合。ジムや関係者の日頃のバックアップに感謝した。リラックスした様子だが、明日の相手は普段交流のある堤聖也。「しっかり仕上げていました。いい体をしてましたよ」。ズーム会見で問われ、計量会場での印象を述べた。

ジム関係者のバックアップに感謝した比嘉大吾

 主戦場も世界タイトルを取ったフライ級から2つ上げてバンタム級に移している。野木丈司トレーナーとのタッグも復活。計量後には、その野木トレーナーが用意した栄養バランスを考えた肉とブロッコリーとご飯と野菜が入った弁当を食べた。「自分のために戦う」世界チャンピオン返り咲きが目標と話した比嘉にとって、明日の試合は「世界を取るための通り道」。同じ階級で脚光を浴びる井上尚弥に話が及ぶと「今、尚弥さんは上の存在にいる。目の前の試合に勝って、チャンピオンになって、それからがスタート。今は明日の試合に集中する」と心境を語った。

堤聖也(角海老宝石)53.3kg

 コロナ騒動が始まる前の今年3月に比嘉と2人で自身の自宅で食事をしたという堤聖也は「今日もいつもの比嘉大吾でした」と計量会場での再会を振り返った。200グラムアンダーで一発クリアした計量に関して「10キロほどの減量だったが順調です。筋力も落とさず減量できました」とコロナ禍の影響もなく調整ができたとのことで、「最後の追い込みは、週に3回8ラウンドや10ラウンドのスパーリングもできた」とジムメイト達を相手に充実した実践練習ができたことを明かした。

第一試合開始10月26日18:30!
 「僕が世界レベルの選手だということを見せたい」という堤にとって比嘉との対戦は「元世界チャンピオンで人気もある。美味しい相手」。ただ、高校時代には2勝を挙げた相手ということには、アドバンテージはないという。「あいつはサバサバしてるので、自分のことに集中してると思う」としつつも、「今の自分の立場を楽しみたい。友達と7年ぶり戦うことを噛みしめながら戦いたい。けっこう燃えている」と決戦前日の心境を語った。
お見逃しなく!
 明日の試合展開予想を問われると「総合力では比嘉の方が上パワーと突進力があって、本能的に頭のいいボクシングができる」としつつも「ひとつずつ(相手のいいところを)潰していく。ハマれば自分のペースで進むが、最後は意地の張り合いになる」と気合を入れた。

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