宮尾綾香と多田悦子のリマッチが決定!

　ワタナベジムは20日、WBO女子世界ミニマム級王座決定戦、元WBA女子世界アトム級王者の宮尾綾香(37=ワタナベ)対元3団体世界王者の多田悦子(39=真正)を発表した。試合は12月3日(木)に後楽園ホールで行われる。
　両者は今年1月に同王座を賭けて激突したが、三者三様の引き分けで決着がつかず王座は空位のままとなった。ダイレクトリマッチで完全決着をつける。

　宮尾は9月27日にベトナムでティ・トゥ・ニグエン(ベトナム)との王座決定戦を予定していたが、新型コロナ禍の影響で試合が延期となっていた。ワタナベジムを通じてコメントを出した宮尾は「このコロナ禍で世界戦を決めていただいたことを大変ありがたく思います!しかも多田選手との再戦なので今回はしっかりと勝負をつけたいと思います」と意気込んだ。

　一方、多田は怪我を抱えながらベストコンディションとはいえない状態でリングに上がったが、気持ちの強さを見せてベルトへの執念を見せた。前戦の試合後には「万全のコンディションならやりたいが今は言えない。少し考える時間が必要だと思う」と語っていた。しかし、王座奪還を目指し再び決戦の舞台に立つ決意を固めた。