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[試合後会見]2020.10.19

川浦龍生がタイトルに名乗りを上げた!

 日本スーパーフライ級5位の川浦龍生(26=川島)が19日、後楽園ホールで開催された「 アンタッチャブルファイト」メインイベント52.8kg契約8回戦で吉野ムサシ(27=八王子中屋)と対戦した。7戦全勝の技巧派サウスポー川浦の仕上がりに注目が集まった。
メインイベンターの役割を果たした
 "アンタッチャブル2世"が師匠である川島郭志会長の期待に応えた! 吉野が右ストレートを叩きつけて先制攻撃を仕掛けるが、川浦は冷静に対応すると、ボディにパンチを集めてペースを掌握。勝負が決まったのは2ラウンド。相手の打ち終わりに左ストレートを合わせてダウンを奪うと、連打でダウンを追加。最後は右フックで倒して試合を終わらせた。
しっかりと仕留めることができた
 試合後に囲み取材に応じた川浦は「相手は前に出てくると思っていたので、落ち着いて組み立てた。ダウンを奪ってから詰め切れないことが多いので、成長した姿を見せることができたと思う。プロに転向して4年が経ち、ある程度はプロのリングに慣れてきたと思う」と試合運び同様、冷静に振り返った。
上を目指していく
 会見に同席した元WBC世界スーパーフライ級王者の川島郭志会長は「相手の評判を聞いて油断しないように伝えた。スパーリングの良さが試合でも出せるようになってきた。落ち着いていて課題も克服して良くなっている」と合格点を与えたが、「今日の出来だけを見ると良かったが、上を目指しているのでどんどん課題を与えて強くしていく」とここで満足はしていない。
地元の徳島県を盛り上げたい
 今後の目標を聞かれた川浦は「ボクシングをしている以上、日本王座を獲って世界を目指している」と日本タイトルに標準を合わせてることを明かした。
12月14日(月)に行われる日本王者の中川健太(35=三迫)とWBOアジアパシフィック王者の福永亮次(34=角海老宝石)による王座統一戦も会場で観戦予定で、勝者にターゲットを絞る。

 川島会長と川浦は同じ徳島県出身でサウスポー、そしてともにスーパーフライ級を主戦場としていて共通点が多い。川浦の活躍で地元も盛り上がりを見せているという。川島会長は「ベルトを獲って徳島で凱旋試合をして盛り上げたい」と青写真を描いた。

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