ラーメンにこだわるジロリアン陸!

　フラッシュ赤羽ジム主催の「オーバーヒート・ボクサーズナイト.93」メインイベント、ライト級8回戦ジロリアン陸(32=フラッシュ赤羽)対竹中関汰(23=姫路木下)の前日計量とPCR検査が7日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。計量後にホテルに移動したジロリアンに電話取材した。
　減量期間中以外は、ほぼ毎日ラーメンを食べ歩き、なかでも人気店「ラーメン二郎」をこよなく愛する陸は、「ラーメン二郎」の愛好家を指す呼び名「ジロリアン」をリングネームにして、店からも公認されている。
　通常、計量を終えたボクサーは胃が小さくなっているため、胃腸に負担の少ない食べ物を口にするのだが、ジロリアンは毎試合、計量後すぐにラーメン二郎に直行しラーメンを食べている。今回はすぐにホテルに移動しなければならず、店に行くことはできない。しかし、何としても食べたいとジロリアンが取った行動とは――。

　「今までこれでやってきたので」というジロリアンは、知人が鍋を用意して麺とスープを別々でテイクアウトしたラーメンをホテルに届ける。それをジロリアンがホテルのフロントで受け取るという形で夕方に食べる予定だという。
　「今回からライト級に上げたから楽かなと思ったが、やっぱり減量はキツいですね」と15kgの減量に成功したジロリアンは、リミットちょうどの61.2�sでクリアした。「昨日は喉が渇いて眠れなかったので、これからぐっすり眠って夕方にラーメン二郎を食べる」と決戦に備える。

 　毎試合、趣向を凝らしたコスチュームで入場するジロリアンは「今回は一人で入場するが、目立つようにいろいろと考えている」というから次戦も入場から楽しめそうだ。
　「相手の映像はあまり見ていない」というジロリアンは、「リーチを活かして遠い距離で戦う」。「前戦は倒すと言ってKOできなかったが、倒すイメージはできている」とノックアウト宣言が飛び出した。