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[前日計量]2020.8.18

WBOアジア王座戦は激戦必至!

 WBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦、WBA世界同級3位の山内涼太(25=角海老宝石)対WBOアジアパシフィック同級9位の戸高達(30=レパード玉熊)の前日計量とPCR検査が18日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。計量後にオンライン会見に臨んだ両者は決戦に向けて意気込みを語った。
 試合は明日の19日に後楽園ホールで開催される「SLUGFEST.14」のメインイベントで行われる。
長丁場になっても問題ない
 リミットちょうどの50.8kgでパスした山内は「中国でのタイトル戦(WBAインターナショナル・フライ級王座決定戦)で負けたのにもかかわらず、こうしてもう一度チャンスをいただいたので、勝ってジムに恩返しがしたい。結果がすべて」と静かに闘志を燃やした。
 山内は、アマチュア時代に高校選抜準優勝の実績を残しているが、優勝経験はない。「これまで一番になったことがないので、チャンピオンになってボクシングをしてきた証が欲しい」とベルト奪取を誓った。
2度目のタイトル挑戦の戸高達
 一方、200gアンダーの50.6kgで秤を降りた戸高は、1階級上げて2度目のタイトルマッチに挑む。戸高は「(フライ級の方が)調整がしやすくてコンディションが良い」と仕上がりの良さを強調すると、「相手はパワーとパンチ力がある。格上だが胸を借りるつもりで戦う。後半、どちらが我慢できるかが勝負の鍵」と総力戦を覚悟した。
 戸高は、昨年2月に堀川謙一(40=三迫)と日本ライトフライ級王座を争ったが8回終了TKO負けを喫した。その後、スパーリング中に眼窩底骨折をするなど、一時はモチベーションが低下したが、「もう一度大きな試合がしたい」という思いで今回のタイトル戦にこぎつけた。「気持ちが変わるかもしれないが」と、前置きした上で「今のところは、これが最後の試合のつもりでリングに上がる」と語った。
 戸高は、試合前にホテルで大好物だというレトルトカレーを食べてパワーアップし決戦の舞台に上がる! 

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