渡邊卓也「この場所にベルトを持ち帰る!」

　日本スーパーフェザー級1位の渡邊卓也(31=DANGAN AOKI)は、チャンピオンカーニバルに出場し王者の坂晃典(28=仲里)への挑戦が決定しているが、新型コロナ禍の影響で試合の日程は決まっていない状態だ。今年でキャリア14年目を迎えた渡邊は、昨年12月31日付で休会した青木ジムからDANGAN AOKIジムに移籍し新たな気持ちでベルトを奪いにいく。

   当初、4月後半に行われる予定だったが延期となり試合日程は未定だ。渡邊は「この状況なので練習は制限されるが、その中でも良い環境で練習させてもらっている。もしかすると(挑戦は)来年まで日程が延びるかもしれないが、日本王座を獲るためにやれることをやる」と気持ちはブレていない。

　青木ジムの施設をそのまま使用しているが、壁の色を青から赤に塗り替えて、設備も新しくしたので、ジムの雰囲気は変わった。10年以上、同じ場所に通い続けている渡邊は、「変わったところもあるが、ボクシングジムに来て練習しているのは以前と同じ。ここは自分にとって家のようなもの。必ずこの場所にベルトを持って帰る」と決意を口にした。