メイウェザーが世界一のトレーナーを目指すことを宣言

　元世界5階級制覇王者フロイド”マネー”メイウェザーJr.氏が自らのSNSで「私は世界で最高のトレーナーの一人になるでしょう」と語り、トレーナーに転身することを発表した。今年に入って現役復帰を匂わせていたメイウェザー氏だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を見て、年内の再起を断念することを伝えたばかりだった。

　メイウェザー氏の周りでは3月11日に元交際相手が車中で遺体で発見されたのに続き、17日には叔父でトレーナーでもあった元2階級世界王者のロジャー・メイウェザー氏が死去。さらに4月4日に19歳の実娘が交際関係のトラブルで女性を刃物で刺して逮捕されるなど不幸が続いていた。

　そんな失意の中でメイウェザー氏は14歳の甥を指導する動画をアップし、トレーナーとしての活動を報告。「多くの人が知るように、私には父と叔父などの最高のトレーナー達がいた。叔父のロジャーが死去したことで、自分も彼等と同様に周りの人々の手助けをするべきだと感じたんだ」とSNSで語った。

　自身のプロモーションを持ちWBA(世界ボクシング協会)ライト級正規王者ジャーボンテ・テイビス(25=米)などを育てあげた他、多くのビジネスも手掛けているメイウェザー氏。今後の指導者としての活動にも注目が集まりそうだ。