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[海外試合結果]2020.3.8

大波乱のニューヨーク・ヘビー級対決

 米国・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで7日(日本時間8日)に開催されたPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)。ニョーヨークが拠点のポーランド人IBF3位、WBA4位、WBO4位、WBC6位のアダム・コウナッキー(30=米)が、WBA(世界ボクシング協会)ヘビー級7位のロバート・ヘレニウス(36=フィンランド)とメインイベントでヘビー級の12回戦を戦い、白熱の試合展開をみせた。

ヘレニウスが逆転TKO勝利

 ニューヨークのポーリッシュ・コミュニティの声援を受け、初回からコウナッキーは積極的な攻撃を仕掛けた。続く2回にはヘレニウスもカウンターを狙って応戦。しかし、ラウンド終了間際にはコウナッキーがロープ際に追い込む場面をみせた。コウナッキーは3回にさらにプレッシャーと手数を強め、ヘレニウスは苦しい展開となる。しかし迎えた4回に試合は衝撃の結末を迎える。開始からコウナッキーがコーナーに押し込んだところに、ヘレニウスの右カウンターが決まりダウンとなるもレフェリーはスリップと判断。しかし再開後に右左のコンビネーションでヘレニウスが明確に倒す。効かされたコウナッキーに連打を浴びせレフェリーがストップ。ヘレニウスが4回1分8秒TKOで逆転勝利を収めた。大逆転でアウェイ戦をモノにしたヘレニウスの戦績は33戦30勝(19KO)3敗。世界タイトル前哨戦で手痛い初敗北を喫したコウナッキーの戦績は21戦20勝(15KO)1敗となった。


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