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[試合後談話]2020.2.9

豪快KO決着に沖縄が揺れた!

 日本スーパーフェザー級13位の仲里周磨(23=ナカザト)と同級14位の粟田祐之(28=KG大和)が9日、沖縄・糸満市サムシングフォー西崎で開催された「OKINAWA BOMBER FIGHT」 のメインイベント59.5kg契約10回戦で激突。派手なKO劇に会場に詰めかけた700人の観客は大熱狂した。
仲里がKO勝ち
 仲里が豪快なKO勝ちで沖縄のファンを魅了した。サウスポー粟田が左ストレートを決めるが、仲里は冷静に対処すると鋭い踏み込みから右ストレートを痛打。ペースを握ると4回に右ストレートでキャンバスに沈めた。
また沖縄で試合がしたい
 地元の期待に応えた仲里は「相手は自分の右ストレートが見えていないと思ったのでイケると思った。途中で倒せると思ったが落ち着いて試合することを心掛けた。アウェーで戦うことが多いのでホームの声援は逆に違和感がありました」と笑顔を見せると「自分が勝つこと以外に自主興行の成功はないと思っていたので勝てて本当に良かった」と声を弾ませた。
 今後の目標を聞かれた仲里は「挑戦権がある日本ランキング12位以内に入りたい。日本やOPBF王座を狙っていきたい」とコメント。かつて敗れた現OPBF東洋太平洋同級王者の三代大訓(25=ワタナベ)へのリベンジを誓った。
これが勝負の世界
 一方敵地に乗り込むも悔しい敗戦となった粟田は「相手のパンチが硬くて2ラウンドにもらった右ストレートで右目がまったく見えなくなった。先にもらってはいけないパンチをもらってしまった」と肩を落とした。しかし、「沖縄の皆さんが温かく迎えてくれてアウェー感もなく試合をすることができた。沖縄に来て良かった」と初の遠征試合を振り返った。
初の自主興行は大成功
 初の自主興行を終えた仲里繁会長は「超満員で盛り上がってくれて良かった。来年もまた開催できれば」 と手応えを感じると「今日の周磨は控室でのミット打ちからパンチがキレていた。勝ってしっかりとメインイベントを締めくくってくれた」と長男・周磨の会心の勝利を喜んだ。
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