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[海外試合結果]2020.1.19

内山破ったコラレス&アップセットのW世界戦

 米国・フィラデルフィアのリアコウラス・センターで18日(日本時間19日)に挙行されたPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)。16年に日本で2度に渡り名王者の内山高志(ワタナベ→引退)を破った、元WBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級王者、現同級10位のジェスレル・コラレス(パナマ)が、WBA3位のクリス・コルバート(米国)とWBA世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦を争った。
 メインイベントではWBAスーパー&IBF(国際ボクシング連盟)スーパーウェルター級2冠王者ジュリアン・ウィリアムス(米国)が、挑戦者同級5位のジェイソン・ロサリオ(ドミニカ共和国)を迎えて両ベルトの初防衛戦に臨んだ。
コルバートが全勝で王座獲得
 世界初挑戦の13戦全勝コルバート、元世界王者コラレスは静かな立ち上がりをみせる。序盤はコルバートが攻めに行き、コラレスはカウンターを狙うも、両者ともに手数の少ない展開となる。中盤もディフェンス力が先行するなど、噛み合わせの悪い流れが続いた。しかし10回半分を過ぎたところでコルバートがクリンチ際に左右フックを叩き込みダウンを奪った。その後も積極的にコルバートが攻め、コラレスは消極的なまま終了のゴング。3-0(116-111、117-110×2)の判定によりコルバートが暫定王座ながら、全勝で世界タイトル初載冠となった。
 コルバートの戦績は14戦全勝(5KO)、良いパフォーマンスができず敗れたコラレスは27戦23勝(9KO)4敗となった。
ロザリオがアップセットで2冠獲得
 初回から挑戦者ロザリオが積極的に攻めると、王者ウィリアムスはカウンターで迎え討つ展開。2回にはウィリアムスが右眉をカットしトラブルが発生、3回にも攻め立てるロザリオに苦戦を強いられる。4回には連打で盛り返したウィリアムスだったが、迎えた5回、ロザリオに右ストレートを効かされ堪らずクリンチ。しかし、再び襲いかかるロザリオがロープ際でアッパーを痛打し、フォローの左フックが入ったところでレフェリーがストップ。ロザリオが5回1分36秒TKO勝利。世界初挑戦でWBA&IBFスーパーウェルター級2冠を獲得した。
 一気に2本のベルトを手にしたロザリオの戦績は22戦20勝(14KO)1敗1分。圧倒的優位の声が聞かれた中、敗れたウィリアムスは30戦27勝(16KO)2敗1分とした。

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