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[海外情報]2020.1.14

中量級はカネロの動き次第。次はどこでやる?

 英国スカイスポーツ局は13日、スーパーミドル級のWBAスーパー王者でWBCダイヤモンド王者のカラム・スミス(29=英国)のトレーナーのジョー・ギャラガー氏の話として「スミスはカネロとの対戦を諦めてないが、実現しなかった場合にはWBOライトヘビー級のタイトル戦が最有力候補だ」と伝えている。現在WBO175lbの王座は、昨年12月にサウル・カネロ・アルバレス(29=メキシコ)が返上したのに伴い空位となっている。そのためギャラガー氏は、決定戦となれば現在同級1位にランクされているヒルベルト・ラミネス(28=メキシコ)との対戦が濃厚との考えを示した。

A.エンダム(仏)を3RでTKOしたカラム・スミス(英国)

 カネロが対戦相手の階級に合わせてミドル級からライトヘビー級までを変幻自在に行き来し始めたため、通常とは違って次戦の相手は、この三階級の中から選ばれることになる。誰に白羽の矢が立てられるかを国内外のメディアが予想合戦を繰り広げているが、どれも噂の域を超えていない。

ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)

 英国メディアをチェックするとWBO世界スーパーミドル級王者のビリー・ジョー・サンダース(30=英国)の名前をよく目にするが、前出のギャラガー氏によると国際的にも影響力を持つ英国人プロモーターのエディ・ハーン氏とカネロ陣営は公式な話し合いには至っていない。一方で、自身は「カネロのトレーナーとは、すでに口頭ベースではカネロとスミスの対戦を5月に実現することで合意している」と話している。

ビリー・ジョー・サンダース(英国)

 カネロを中心とする中量級。オリンピックイヤーの幕開けとなった東京の2020年、1月12日に誕生日を迎えた英国ロンドン五輪2012の金メダリストで、WBA世界ミドル級王者の村田諒太(34=帝拳)の次戦は、超ビッグマッチを期待する声も大きくなってきている。当代きっての人気ボクサーは、どこで誰とゴングを聞く?

村田諒太(帝拳)

■中量級の階級別リミット体重
■スーパーウェルター級: 69.8kg=154lb
■ミドル級: 72.5kg=160lb
■スーパーミドル級: 76.2kg=168lb
■ライトヘビー級: 79.3kg=175lb


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