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[海外試合結果]2019.12.29

デイビスvsガンボア&パスカルvsジャック

 PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)の今年最後の興行が、28日(日本時間29日)に米国・アトランタのステート・ファーム・アリーナで開催。メインイベントでWBA(世界ボクシング協会)ライト級正規王座決定戦、元世界スーパーフェザー級王者ジャーボンタ・デイビス(米)vs元世界3階級制覇王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)。セミでWBA世界ライトヘビー級正規タイトルマッチ、王者ジャン・パスカル(カナダ)vs元2階級制覇王者バドゥ・ジャック(米)のWBA世界タイトルマッチが挙行された。
デイビスの左が爆発
 野性味溢れる攻撃的なスタイルを持つ両者の試合が動いたのは2回、デイビスがダックするガンボアに左アッパーをねじ込み先制のダウンを奪う。3回に足を気にする仕草をみせるガンボアに構わずプレッシャーをかけるデイビスが前半戦を制する。後半に入るとデイビスは手数が減りスタミナを消耗したかに見えたが、8回にデイビスは再び左アッパー、左フックで痛烈なダウンを追加。しかし、その後が続かず、このまま判定になるかと思われたラスト12回、三度デイビスの左が爆発した。連続で左を打ち込むと1分過ぎにアッパーでガンボアはダウン、レフェリーがノーカウントで試合をストップした。デイビスが空位のWBAライト級正規王座を獲得した。
 2階級制覇を達成したデイビスの戦績は23戦全勝(22KO)、敗れたガンボアは33戦30勝(18KO)3敗とした。
パスカルが辛くもV1
 初回、王者パスカルが、積極的に攻め込むと、挑戦者ジャックも右ストレート伸ばした。徐々にジャックがペースを上げ始めた4回、アッパーを打たれた後に返した右フックで効かされたジャックがダウン。その後、1発のパワーでパスカル、全体のテクニックでジャックという展開が続く。その後も一進一退の攻防となる中、最終12回30秒ほどで今度はジャックの右フックが炸裂。パスカルはよろめいてロープにダイブするダウンを喫した。再開後は打ち合いとなり終了のゴング。判定は1者が114-112でジャック、2者が114-112でパスカルとなり、パスカルが辛くも初防衛に成功した。
 今年で37歳となるベテラン、パスカルの戦績は42戦35勝(20KO)6敗1分。もう一歩及ばなかったジャックの戦績は28戦22勝(13KO)3敗3分とした。

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