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[前日計量]2019.12.11

ユース王座を懸けてホープが激突

 日本ユース・バンタム級王座決定戦の前日計量が11日に日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、日本同級14位の石井渡士也(18=REBOOT.IBA)と石川春樹(20=RK蒲田)が会場に姿を現した。両者は明日の12日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」で拳を交える。
KOしないといけない相手
 石井は昨年のインターハイ準優勝の実績を残しプロに転向すると、2戦目で日本ランカーの富施都哉(ワタナベ)に負傷判定勝ちしランク入りを果たした。100gアンダーの53.4kgで秤を降りた石井は「リラックスしている。ユースのベルトより3戦目を勝ちたいという思いが強い」と自然体を強調。
 石川とは過去にスパーリング経験があると言うと「相手とは噛み合うと思うし苦手意識はない。自分の方がスピードもパワーも上。明日は狙わないで流れの中で倒したい」と強気のコメントを残した。
倒すか倒れるかの試合になる
 一方の石川も100gアンダーの53.4kgでパスした。昨年の東日本バンタム級新人王の石川は、ユース王座トーナメント準決勝で高田篤志(J中津)に3回TKO勝ちした。「パンチにキレがあり、気持ちの強い選手。トーナメント戦が決まった時に決勝に上がってくると思っていた」とライバルを分析。
 「相手も気が強いので打ち合いになると思う。最後は自分が倒してベルトとランキングを手に入れる」と闘志を燃やした。

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