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[試合後談話]2019.12.8

沖縄の新鋭がフィリピンのホープと激突

 ランキング入りを目指す仲島辰郎(25=平仲BS)とフィリピンの新鋭アリストン・アトン(フィリピン)が8日、沖縄県うるま市の石川多目的ドームで開催された「MUGEN挑.vol13・URUMA BOXING FESTA 2019」メインイベント、ミニマム級8回戦で対戦した。今年最後の沖縄のボクシングで勝利を掴んだのは――
仲島が競り勝った
 初回、アトンがジャブ、ボディと積極的に攻撃を仕掛けると仲島は序盤、相手のパンチを警戒して様子を伺うとジャブでアゴを弾き右ストレートをヒットし対抗。中盤、サイドに動き自分の距離を作り、左ボディ、ノーモーションの右ストレートと上下にヒットし前進を阻んだ。ペースを取り戻したいアトンはプッシュするが仲島はパンチを見切ってクリーンヒットはもらわなかった。最終回、フック、右アッパーで膝を揺らしたが最後まで勝利への執念を見せたタフな相手を倒すことは出来なかった。
相手はタフだった
 今年の8月の試合に続き、メインイベンターとなった仲島は「相手は気持ちが強くてタフだった。パンチがあり、最初から積極的に出てきたので連打をもらわないように、序盤は足をつかい被弾しないように徹した。中盤からリラックスして動きを見極め、右カウンターを狙っていた。やりづらい相手に勝てて自信になった」と安堵の表情を浮かべた。
武器に磨きをかけてチャンスをつかむ
 次へ向けて「自分の武器の右ストレートはもちろん、さらに左フックを強化して、一戦一戦を大切に勝ちを重ねていきたい。ランク入りを目指して、日本でもOPBFでもチャンスがあれば上を目指したい」と新たな目標を語った。

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