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[試合後談話]2019.12.7

三好喜美佳が無敗の挑戦者を迎えてV1戦

 日本女子フェザー級王者の三好喜美佳(35=川崎新田)が7日、神奈川・カルッツかわさきで開催された「ホープフルファイト.32」のセミファイナルで同級4位の緑川愛(35=ワタナベ)を迎えて初防衛戦に臨んだ。OPBF王座3階級制覇し、2度の世界戦を経験しているベテラン三好がベルトを守ったのか。それともタイトル初挑戦の緑川が下克上を果たしたのか――。
三好が初防衛に成功
 チャンピオン三好のテクニックが冴えわたった! 緑川の右を距離で外すとジャブで顔を弾きペースを掌握。2回以降も的確なパンチで着実にダメージを与えていくと、懸命に食い下がる緑川を連打から左フックを決めてレフェリーストップを呼び込んだ。
テクニックを見せることができた
 地元の川崎で見事なノックアウト防衛を果たした三好は「相手は右のオーバーハンドに威力があり、相撃ちの一発が効いたが、あとは見えていた。ジャブを突いて右を叩きこむ作戦だったが、プラン通りに戦えた。日本人を相手にKO勝ちできたことがうれしい」と声を弾ませた。
 今後の目標を聞かれた三好は「なかなかチャンスが回ってくるのは難しいが、ベルトを防衛し続けてチャンスを待ちたい」と3度目の世界挑戦を目指すとした。
また戦いたいと緑川
 一方、6戦目で初黒星を喫した緑川は「ディフェンスの差を感じた。これまではパンチをもらっても打ち返せばよいと思っていたが、それでは厳しい。もっと右を合わせていきたかった」と淡々と試合を振り返ると、「勝てない相手ではないので、これから何戦かキャリアを積んで再戦したい」とリベンジを誓った。
日本女子フェザー級2位藤原
 この試合を観戦した日本女子同級2位の藤原茜(ワタナベ)は「チャンピオンは左の使い方が上手かった。距離が詰まると打ってこない印象を受けたが、離れて動きを見てしまうと相手のペースになってしまうなと感じた。自分にもっと自信がついたら挑戦したい」と感想を口にした。
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