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[立ち話]2019.11.26

重岡銀次朗が大晦日アンダーでV1戦

 WBOアジアパシフィック・ミニマム級王者の重岡銀次朗(20=ワタナベ)が大晦日に東京・大田区総合体育館で開催されるトリプル世界戦の前座で初防衛戦を行うことが分かった。
 挑戦者はWBA世界同級5位、WBOアジアパシフィック同級11位のレイ・ロレト(29=大成)。戦績39戦25勝(17KO)14敗、プロ12年目のベテランで、17年7月にWBA世界ミニマム級王者ノックアウトCPフレッシュマート(29=タイ)に挑み判定で敗れたが、日本未公認ながらIBO世界ライトフライ級王座を獲得したことのある実力で、重岡と同じサウスポーだ。今年10月から兵庫県の大成ジムに所属し、同じ日に3度目の防衛戦を迎えるWBO世界フライ級王者の田中恒成(24=畑中)のスパーリングパートナーを務めている。
初のタイトルは僅か72秒でゲット
 高校5冠を引っさげ昨年9月にプロデビューした重岡は、今年7月にクライデ・アザルコン(比)と空位の王座を争い、秒殺KOで辰吉丈一郎氏、井上尚弥(大橋)、田中恒成(畑中)といった名だたる世界王者に並ぶ国内男子最短タイ(日本・東洋太平洋含む地域王座。WBOアジアとしては単独記録)の4戦目でタイトルを獲得した。
大晦日は特別なリングと重岡
 今回、キャリアで大きく上回る難敵との初防衛戦が決まった重岡を26日に所属ジムでキャッチ。重岡は「良い練習が出来ている」と好調をアピールすると、「強い相手だと聞いているが、誰だろうと倒して勝つだけ。この階級を盛り上げたいので、常にKOは意識している」と気を吐き、「来年、世界に挑むためにも良い形で今年を締めくくる」と必勝を誓った。

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