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[試合後会見]2019.11.22

45秒の衝撃KO!

 前日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン(38=角海老宝石)と日本ライト級10位の有岡康輔(26=三迫)が22日に後楽園ホールで開催された「GENKOTSU.6」のメインイベント、ライト級8回戦で激突。両者ともこれが再起戦となるが、初回に驚きの結果が待ち受けていた――。
細川が豪快に倒した
 開始から30秒過ぎ、有岡が距離を詰めたところに細川の右フックが直撃! 痛烈に倒れた有岡はファイティングポーズを取ったが足元が定まらず、10カウントが数え上げられた。1階級下げて再起戦に臨んだ細川が、豪快なノックアウト勝ちを収めた。
動きが楽になった
 右クロスでKO勝ちした細川は、「ここまで作戦がハマったのは初めてかもしれない、練習していた通りのパンチだった」と会心の勝利に声を弾ませた。
 今回の試合から洪東植トレーナーの指導を仰いでいる細川は、本来はスーパーフェザー級で戦うことを条件にコンビを組んだが、久しぶりに減量をするということで、8年ぶりとなるライト級で再起戦に臨んだ。「ライト級でもほとんど減量はしなかったが、スピードが増して動き回っても疲れなくなった」と階級を落としての試合に手応えを感じていた。
前チャンピオンのプライドを持って戦った
 来年で39歳となるアラフォーは、再起に向け基礎練習からやり直したと明かし、「まだまだ進化している。この年齢でできないと思われているが、魂を込めればどこまでもできる」と胸を張った。続けて洪トレーナーが「フェザー級やスーパーバンタム級でもできる」と横やりを入れると、細川は笑って否定しスーパーフェザー級での王座奪還を宣言した。
もっと前に出てくると思ったが…
 一方、警戒していた右クロスでキャンバスに沈んだ有岡は、「相手の右をもらわないように低く入り、右を狙う作戦だったが…、もらったパンチは見えなかった」とまさかのワンパンチKO負けに茫然。有岡を指導する横井龍一トレーナーも、「相手はしっかりとこちらの動きを見ていて、狙っていたパンチだった。キャリアの差があった」と脱帽した。

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