田中恒成「ジャブの差し合いで負けない」

　WBO世界フライ級王者の田中恒成(畑中)が19日、名古屋市内のCBC放送の特設会場で次戦の発表会見を行った。試合は12月31日(火)、大田区総合体育館で同級12位のウラン・トロハツ(中国)を迎えて3度目の防衛戦が行われる。田中は「テーマはジャブで差し負けないこと」と目を輝かせた。
　この日はWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(Reason大貴)の初防衛戦も組まれ、TBS系列で放送予定。

　会見の冒頭、畑中清詞会長は「12月31日、東京の大田区総合体育館でウラン・トロハツ(中国)に決まりました。応援よろしくお願いします」と発表した。対戦相手については「頑丈な選手でリーチが長い、どちらが先に当てるかで色々変わる」と警戒した。

　続いて、田中は「8月に不甲斐ない試合をしてしまったのですが、今年中にあの試合を払拭できるチャンスが来たのでうれしく思っています。試合まで1ヶ月半ですが、しっかり調整してKOで決めたいと思っています」と意気込んだ。最後に「1番のテーマはジャブで差し負けないことです」と語った。

　父でトレーナーの田中斉氏は「相手の映像は少し見ました。頑丈な選手で、テクニックのある選手です。しっかりしたボクシングをしているので年末に向けて調整をやりたいと思います」とコメント。

　フィジカルを担当する河合貞利トレーナーは「今は基礎体力づくりを主に考えてやっています。試合に向けてしっかり調整したいと思っています」と語った。