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[前日計量]2019.10.20

ベルトを懸けて2年10ヶ月ぶりに再戦

 WBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチの前日計量が20日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の阪下優友(28=角海老宝石)と同級6位の望月直樹(25=横浜光)が秤に乗った。試合は明日、21日に後楽園ホールで開催される「SLUGFEST.11」のメインイベントにセットされている。
いつも通りに順調に仕上がった
 先に計量に臨んだ阪下はリミットちょうどの50.8kgでパス。今年5月に大阪でタイトルを獲得した阪下は初防衛戦を迎える。挑戦者の望月とは16年12月にノンタイトル戦で対戦し判定負けを喫した。洪東植トレーナーとコンビを組み、精神面での強化を実感しているという阪下は、「試合に臨むのが楽に感じる。明日はこれまでとは別人だと思われる試合を見せたい」とリベンジを誓った。
 
明日はサカシタが勝つ!
 競馬が趣味の阪下は、自分の名前を馬の名前に見立てて手作りの馬券を作成し、勝利の願掛け。今日は京都競馬場でG1レースの「菊花賞」が行われるが、馬券は計量終わりに購入予定。明日の意気込みを聞かれた阪下は、「菊花賞は最も強い馬が勝つと言われているレース。明日の試合も強い者が勝つ」と言葉に力を込めた。
次は必ずベルトを獲る
 一方の望月は100gアンダーの50.7kgを測定した。昨年タイでIBFパンパシフィック王座戦、今年2月の日本王座戦に失敗した望月は今回が3度目のタイトル挑戦となる。「3度目の正直という言葉は好きではないが、明日の試合で勝てばそうなる」と話した望月は、「(阪下選手は)3年前と比べてラッシュのかけるタイミングは上手くなったが、動き自体は変わっていない。前回の試合の残像は残っている。3年前と同じように勝ちますよ」と静かに闘志を燃やした。
 今年2月に前日本同級王者の中谷潤人(M.T)と対戦した望月は、「中谷君に『こう打つんだよ』とレクチャーされた。強さを肌で感じて今は彼の動きを取り入れている。明日の試合はこれまでの経験を活かす」と自信たっぷりだった。

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