石田匠が挑戦者決定戦に出場

　元日本スーパーフライ級王者で世界4団体で上位にランクされる石田匠(井岡)が、IBF同級8位のイスラエル・ゴンザレス(メキシコ)とIBF世界スーパーフライ級挑戦者決定戦を行うことが決まった。3日、大阪市内のジムで会見を開いた石田は、「世界につなげる」と気合いを入れた。日程と試合会場は近日発表される。
 

　井岡一法会長は「今回は急に場所と日程が変わってしまい、2、3日後にはしっかり発表できるとようにします」と話し、メキシコのプロモーターサイドの都合で急遽変更になったと明かした。「まあ、そこまで大きな変更はないと思うので、動じず調整をさせるつもりです」と語り、「匠は2度目の海外ですし、相手は見ています。匠とは噛み合う選手ですし、勝てるでしょう」と自信を見せた。

　続けて、2度目の世界挑戦につなげたい石田は、「いま日程の変更を聞いたのですが、その分練習も多くできるわけだし、全く問題はありません」と急遽の変更にも動じず、「これに勝てば世界が見えてくるので、勝つことだけを考えて準備します」と意気込んだ。

　当初、メキシコでの試合を予定していた石田陣営は、六甲山でのランニングを練習に取り入れ高地での試合に備えていた。石田をサポートする井岡弘樹会長は、「心拍数を上げ、どんな状況でも対応できる体を作っている。場所が変わっても試合には生かせる」と調整にも自信を見せた。