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[試合後談話]2019.9.27

東日本新人王決勝進出決まる

 東日本新人王決勝進出を懸け、後楽園ホールを舞台に26日から2日連続で準決勝戦が行われた。2日目の27日は、バンタム級の竹田梓(高崎)が怪我で、スーパーバンタム級の奈良井翼(RK蒲田)が体調不良と、全勝の二人が戦わずして脱落する残念な結果となったが、11月3日(日)の決勝戦に向け、全10試合で熱きバトルが繰り広げられた。
目黒が初回に2度のダウンを奪い快勝
 中でもスーパーフライ級の目黒聖也(19=セレス)とフェザー級の今成太希(22=三迫)はともに1ラウンドKOの速攻劇で決勝戦に弾みをつけた。
 3戦全勝2KOのサウスポー目黒は、同じく3戦2勝2KO1分と無敗の寺崎和輝(22=マーベラス)と対戦。右ジャブを散らし先手を取った目黒は、開始30秒に左ストレートを振り抜きダウンを奪った。ここは立ち上がった寺崎だが、目黒の連打に防戦一方となり2度目のダウンを喫し、カウント中にタオルが投入された。目黒は昨日の準決勝で2ラウンドTKO勝ちし、3戦連続KOで勝ち上がった剛腕、入稲福敬(25=ドリーム)と決勝で激突。KO決着は必至だ。
強打をさく裂させた今成
 また、4戦全勝2KOの今成は、アズマー田中(23=金子)にスタートダッシュを掛けられ受けにまわったが、コーナーを背に応戦すると左構えから右フックでダウンを奪い、再開後も右フック、左ストレートで2度のダウンを追加。レフェリーストップによる初回TKO勝ちを飾り、連勝を5に伸ばした今成は予選を勝ち抜いた浪速の狂拳、亀田京之介(20=協栄)と決勝を争う。こちらも楽しみなカードとなった。
足名は2度目の新人王挑戦
 ウェルター級は、判定決着ながら3戦2勝1敗の足名優太(25=渡嘉敷)が瀬戸瑠也(24=川崎新田)とのタフな打撃戦を制し決勝進出をはたした。足名は2年連続の新人王エントリーとなるが、昨年は初戦で敗退。悔しさをバネに練習を重ね、今年はシード選手として初戦を突破した。
決勝は今日より強い自分を見せる
 試合後、仲間に囲まれ勝利を喜んだ足名は、「今日は練習でしてきたことを出せたが、当てても倒すまでは持っていけなかった。パンチの重さよりもキレが必要」と課題を口にし、「決勝まであと1ヶ月あるので、どれだけ成長できるかだと思う。今日よりも強い自分を見せたい」と拳を握った。決勝は昨年12月に足名が判定勝ちした永田勝大(22=新日本木村)と対戦。永田も26日の準決勝で打ち合いを制し、勝ち上がっただけに、見応えのある打撃戦が期待できそうだ。

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