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[引退発表]2019.9.27

中谷正義が引退を決意

 前OPBF東洋太平洋ライト級王者の中谷正義(井岡)が27日、自身のSNS上で引退を発表した。中谷は7月、米国メインランド州で米国期待のホープのティオフィモ ・ロペス(米)とIBF世界ライト級挑戦者決定戦で拳を合わせたが、激闘の末判定で敗れた。中谷は、ただ1度の敗戦を最後にグローブを吊るす。
 
引退をSNSで発表した中谷
 27日早朝、SNSで中谷は「7月の試合で引退しようと思います。理由としてはデビューしてから一回負けたら辞めようと思っていたからです。デビューした当時は適当人間でこんなにずっと負けずに来られると思ってなかった。ここまで来られたのは井岡ジムが育ててくれたのおかげです。会長、マネージャー、そして仲間。自分を成長させてくれてありがとうございました」とコメントを発表した。
東洋太平洋を奪取
 中谷は、近畿大学ボクシング部から名門井岡ジムに入門し2011年6月にプロデビュー。デビュー後は7連勝で2014年1月、当時の東洋太平洋ライト級王者・加藤善孝(角海老宝石→引退)に挑戦しタイトル奪取に成功。すると実に4年7ヶ月、11度の防衛を重ね、今年の7月世界への扉となるIBF世界ライト級挑戦者決定戦にこぎつけた。
 
数々の激闘を見せた中谷
 中谷は人生をかけた19戦目で、米国ボクシング界期待の新星、ティオフィモ・ロペス(米国)と拳を合わせた。戦前の不利予想を覆す善戦を見せたが判定で苦杯をなめた。この試合がプロ初敗戦となり、常々インタビューでも発言していた通り「1度負けたら引退」という言葉を貫いた形となる。
生涯戦績19戦18勝(12KO)1敗。東洋太平洋ライト級11度防衛。
お疲れ様でした。
  最後に中谷はボクシングモバイルの読者に向けて、「長い間ありがとうございました」とコメントを寄せた。

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