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[試合後会見]2019.9.15

力石政法が元世界ランカーと激突

 日本ライト級8位の力石政法(25=緑)が15日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「GREEN.Dream.9」のメインイベント、60.0kg契約8回戦で元世界ランカーのフレディ・フォンセカ(27=ニカラグア)と拳を交えた。4連勝中のホープ力石はキャリアで上回る南米の強敵から勝利を挙げることができたのか――。
序盤に鮮やかなダウンを奪った
 サウスポー同士の一戦は、初回から動いた。力石は圧力を強めてきたフォンセカに左ストレートをカウンターで決めてダウンを先取。2回には右フックで倒した。その後、力石は距離をキープし打ち合いを避けると、的確なパンチでポイントを連取。逆転を狙うフォンセカは前に出るが、最後まで捉えることができなかった。力石が大差判定勝ちでフォンセカを下した。
今までで一番恐怖を感じた
 強豪を相手に完勝した力石だったが、「相手の右が強くてビックリした。ジャブから組み立てていこうとしたが当たらなかった。ダウンを奪ったので勝ちに徹しようと安全運転した。自分はサウスポーが得意だと思っていたが、世界レベルだと難しい。ダウンを奪っていなかったらどうなっていたかわからなかった」と安堵の表情を浮かべた。
 タイトルを目指す力石は、「スーパーフェザー級かライト級で日本王座を狙いたい」と抱負を口にした。
途中から倒しに行った
 一方、悔しい敗戦となったフォンセカは、「ダウンは足が浮ついた時にもらったもので効いていない。相手は良い選手だったが、スピードで逃げ回られてしまった」と肩を落とした。
ロセンド・アルバレス氏
 この日、フォンセカのチーフセコンドを務めた元世界2階級制覇王者のロセンド・アルバレス氏は、「(力石が)序盤にダウンを奪ったので心理的に優位に試合を進めることができた。フォンセカが勝つためにはKOしかなかったが最後までよく頑張った」と労をねぎらった。
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