サルダールのアウェイV2戦の結末

　WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級王者ビック・サルダール(フィリピン)が、敵地でV2戦を行った。24日(日本時間25日)指名挑戦者ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)の母国プエルトリコ・サンファンのプエルトリコ・コンベンション・センターで最軽量級の攻防戦が繰り広げられた。

　3戦連続のアウェイで世界戦となったサルダールは、積極的にプレッシャーをかけるが、サウスポーの指名挑戦者メンデスを捉えきれずに試合は進行。5回に左フックでサルダールがダウンを奪うも、展開は変わらずにメンデスは最後まで足を使い試合は終了。3-0(117-110、115-112、116-111)の判定勝利でメンデスが新王者となった。母国での嬉しい世界王座奪取となったメンデスの戦績は15戦14勝(5KO)1敗、カリブで結果を残せなかったサルダールの戦績は23戦19勝(10KO)4敗となった。