宮尾綾香の王座統一戦が決定

　WBA(世界ボクシング協会)女子アトム級暫定王者の宮尾綾香(35=ワタナベ)が、9月12日(木)に後楽園ホールで開催される「VicToriva.vol5」で正規王者のモンセラット・アラルコン(25=メキシコ)と王座統一戦を行うことが発表された。

　宮尾は当初、昨年11月にアラルコンに挑戦する予定だったが、相手の負傷によりキャンセル。急遽、元WBO世界アトム級王者の池山直(フュチュール)と暫定王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちを収めた。自身のSNSで「やっと決まりました!」と試合決定を喜んだ宮尾は、約10ヶ月ぶりのリングで正規王者を破りベルト統一を目指す。

　これが2度目の来日のアラルコンは18戦12勝4敗2分けのオーソドックススタイル。思い切りの良い左フックと右のオーバーハンドを武器に戦う好戦的なタイプだ。17年4月に大阪で好川菜々(野上奈々=ディアマンテジム会長)に7回負傷判定勝ちし、WBO(世界ボクシング機構)女子フライ級王座を獲得。このタイトルは初防衛戦で手放したが、階級を下げて再びベルトを巻いた。
　当日はIBF(国際ボクシング連盟)女子アトム級タイトルマッチ、王者の花形冴美(花形)対挑戦者池山直も行われる。同じ階級でのダブル世界戦で、誰が一番存在感を示すのか、目の離せないイベントとなりそうだ。