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[前日計量]2019.7.26

両者KO決着を予想!

 日本バンタム王者の齊藤裕太(31=花形)が同級1位で指名挑戦者の鈴木悠介(30=三迫)を迎えるV2戦の前日計量が26日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、ともにリミットの53.5kgを100g下回り一発でクリアした。試合は明日27日、後楽園ホールで開催される「DANGAN226」のセミファイナルにセットされている。
水抜きはきついが仕上がりは良い
 昨年9月の決定戦を制し王座を獲得した齊藤は、4月の王座統一戦で暫定王者の木村隼人(ワタナベ)を壮絶な打撃戦のすえに5回TKOで破り初防衛に成功。チャンピオンカーニバル敢闘賞も受賞し、30歳を超えてからの成長が著しいファイターだ。水抜きの影響でげっそりとやつれていた齊藤だが、水分を補給すると笑顔を見せ、「疲れは上手く抜けたし、コンディションは悪くない」と仕上がりの良さをアピールした。
倒すことしか考えていない
 難敵のサウスポー挑戦者について聞かれると、「(撮影で並んだ時に)イラついているのが分かった。僕の方が強いのは間違いないし、倒すことしか考えていない」とKO勝利を確信し、「勝って4人の子供をリングに上げる。それが今のモチベーション」と拳を握った。
時がきた! あのベルトは預けていただけ
 対し、鈴木は昨年1月に前王者の赤穂亮(横浜光)への挑戦を予定していたが、赤穂の体調不良による試合中止、返上から始まり、自身の怪我で決定戦を逃し、また新王座に就いた齊藤の病気療養により、初の日本王座戦を1年半待つことになった。齊藤が指摘した通りにイラついた様子の鈴木は、その理由について「減量がきつくなると相手を逆恨みしてしまう。いつものこと」と答え、「ベルトは預けていただけ。利子を含めて返してもらう」とニヤリと笑った。
竹中さんに最高の形でバトンを渡す
 続けて、齊藤を「倒れても立ってくるタフな選手」とした上で、「どんな展開になっても対応する。僕が倒すのは間違いないし、左のカミソリでえぐってやりますよ」と自信たっぷりに話し、明日のメインでOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の三代大訓(24=ワタナベ)に挑戦する同門の竹中良(34)とチーム三迫での必勝を誓った。

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