世界初挑戦の藤原芽子「緊張気味な方がいいかも」

　WBA女子世界スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が28日に試合地の韓国インチョンで行われ、王者のチェ・ヒョンミ(韓国)がリミットの58.9kg、挑戦者でOPBF東洋太平洋女子フェザー級王者の藤原芽子(真正)の100gアンダーの58.8kgで無事にクリアした。試合は29日午後4時開始予定。

　終始リラックスし笑顔が絶えなかった王者に対し、世界初挑戦の藤原は「いつもと同じで緊張している。早く試合を終えたいです」と消極的なコメント。それでも「初めての海外が初めての世界戦なのでなんだか嬉しい。緊張気味な方が気が反れて逆にいいかも」と前向きに捉え、対面したチェについては「素直に美人なおねえさん」とその印象を語った。

　3人の子供を持つ藤原はこの後、子供や同門で元世界王者の多田悦子らの応援団と合流。力強い味方を得て、明日大舞台のリングに立つ。