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[試合後談話]2019.6.23

福岡折尾の熱戦の行方は!

 「ORIO BOXING FIGHT VOL.12」が23日、福岡・北九州市内の九州共立大学・自由が丘会館で開催され、メインでは日本ミニマム級5位の栄拓海(25=折尾)が28戦のキャリアを持つファリス・ネンゴ(インドネシア=30)を迎え、ライトフライ級8回戦を行った。
栄が2度のダウンを奪い快勝
 試合は、左ボディジャブを伸ばす栄が序盤で早くも距離を支配。ファリスもジャブを突きつつ、右を伸ばすがヒットには繋がらず、栄の右カウンターがポイントを重ねた。すると2回、栄が左ボディでファリスのガードを落とすと、間髪入れずに右をフォロー。1つ目のダウンを奪うと、立ち上がったファリスを逃がさずテンプルを狙った右ストレートで2度目のダウンを追加した。
メインの役目をはたした栄
 辛くも立ち上がったファリスだが、もはや巻き返す力は残っておらず、ロープ際で連打を浴びると崩れ落ち、10カウントを聞かされた。2度目の日本タイトル挑戦を目指す栄がインドネシア人を寄せ付けず、KO勝利でイベントを飾った。
一戦一戦を大切にする!
 昨年10月の現日本ミニマム級王者の田中教仁(三迫)との挑戦者決定戦からこれで再起2連勝となった栄は、「勝ててホッとしました。1ラウンドは距離が遠く感じたが、ボディに狙いを移した作戦が上手くハマった。右が全部当たり、テンプルに決まった右は手応えがあった」と快勝に安堵の笑顔を覗かせ、「これからも次の試合を1試合ずつ大切にしていきたい。今までもそうやって来たし、それを崩さないように頑張ります。後はもう、練習しかないですね」と抱負を語った。
前回は原隆二(大橋)に判定負けのファリス
 一方、今回が5年ぶり2度目の来日だったベテランのファリスは、「サカエはベリーハードパンチャー。ボディは大丈夫だったが、テンプルが効いた」と言葉少なめに会場を後にした。

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