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[海外ニュース]2019.6.18

今週の海外注目試合

 今週の海外注目試合は米国で開催される2興行をピックアップ。21日(日本時間22日)米国・カリフォルニア州インディオで行われるWBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級タイトルマッチ。王者アンドリュー・カンシオ(米国)vs前王者アルベルト・マチャド(プエルトリコ)のダイレクトリマッチ。そのアンダーカードとなるWBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級王者アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)のV4戦。
 さらに、23日(日本時間24日)ネバダ州ラスベガスでは前WBC(世界ボクシング評議会)スーパーウェルター級王者のジャーメル・チャーロ(米国)の再起戦。そして元世界スーパーバンタム級統一王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が登場する。
カンシオvsマチャド
 今年2月に行われたWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチのダイレクトリマッチ。前戦ではマチャドが初回にダウンを奪うも、カンシオがインファイトを仕掛けダウンを奪い返し4回ストップ。下馬評を覆して世界初栄冠となった。再戦ではサウスポーのマチャドの出方に注目だ。カンシオにとっては前戦がフロックではなかったことを証明しなければならない鬼門の初防衛戦となった。会場は初戦と同じファンタジー・スプリングス・カジノ。プロモートはGBP(ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ)、中継はストリーミング配信サービスのDAZNが行う。
アコスタvsソト
 アコスタの4度目の防衛戦の相手はWBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級14位のエルウィン・ソト(メキシコ)。ここまで15戦14勝(10KO)1敗の戦績を残す22歳のメキシカンとなった。17年12月にフアン・アレホ(メキシコ)をTKOで下して同王座を獲得してから現在4連続KO中のアコスタ。対するソトの米国戦は17年に喫した唯一の敗北戦以来となる2度目の登場となる。12連勝の波に乗りソトが安定王者からアップセットを狙う。
チャーロVSコタ
 昨年12月に番狂わせの判定負けにより世界王座を失ったチャーロの再起戦。当初、相手はタイトルを奪った現WBC世界スーパーウェルター級王者トニー・ハリソン(米国)とのダイレクトリマッチだった。しかしハリソンの足首の怪我により試合は延期、そして代役で抜擢されたのが31戦28勝(25KO)3敗の強打者ホルヘ・コタとなった。この試合をクリアすれば9月に改めて予定されるハリソンとのリベンジマッチが控えるだけに、チャーロは取りこぼしのできない一戦となった。PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)として開催され、TGBプロモーションズが取り仕切る。中継は米国地上波FOXが行う。
リゴンドーvsセハ
 チャーロ再起戦のラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノのリングで、リゴンドーが再起第2戦目となるスーパーバンタム級12回戦を行う。相手は現在WBC同級1位のフリオ・セハ(メキシコ)。PBCと契約を結んで行った今年1月の再起戦、リゴンドーはダウンを奪い初回TKO勝利を飾った。対するセハは13年にジェームス・マクドネル(英国)、16年にウーゴ・ルイス(メキシコ)と2度の世界挑戦経験を持つ。直近の昨年8月はフランクリン・マンサニージャ(ベネズエラ)に敗れており、生き残りをかけてリゴンドーに挑む。

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