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[試合後談話]2019.6.11

亀田京之介が優勝候補と白熱の攻防

 亀田3兄弟の従兄弟、亀田京之介(20=協栄)が11日、後楽園ホールで行われた東日本新人王フェザー級予選で3戦全勝(2KO)の牛島龍吾(18=八王子中屋)と激突した。勝利に絶対の自信を見せる亀田と優勝候補と呼び声の高い牛島の対戦は、序盤からスピーディーな攻防を繰り広げた。
右:亀田が引き分け勝者扱いとなった
 牛島が切れ味鋭いジャブでプレスをかければ、亀田は打ち終わりに左フックを狙いスリリングな展開を見せる。2回、両者とも中間距離でワンツー、左フックを打ち込み意地の張り合いを見せた。3回、牛島がワンツー、左ボディで優勢に進めていたが、ラウンド終盤に亀田が左フックから右ストレートでグラつかせ攻勢。このまま一進一退の攻防を見せて試合終了のゴングを聞いた。ジャッジは三者三様の引き分けとなったが、トーナメント特別ルールで亀田が次戦にコマを進めた。
この結果は悔しい
 新人王戦の大一番をクリアした亀田は、「左フックとボディブローに手応えがあったが、カウンターを狙い過ぎてしまい手数が少なく。最後のラウンドは攻め切れなかった。練習でやってきたことの半分も出せなかった」と反省の言葉を並べた。
 準々決勝に進出した亀田は、「相手の分まで必ず優勝したい」と抱負を口にした。
距離が遠かったと牛島
 一方、引き分け敗者扱いとなった牛島は、「気持ちが前に前に出てしまい、相手は打ち終わりからの流れが上手く、印象が悪かった。完全に相手の思うツボだった」と肩を落とした。

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