小浦翼「勝って横浜を盛り上げる」

　OPBF東洋太平洋ミニマム級王者の小浦翼(24=E&Jカシアス)が30日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。小浦は明日31日、OPBF同級13位のリト・ダンテ(28=比)を迎え、地元・横浜の大さん橋ホールで開催される「E&Jカシアスジム15周年記念大会withDANGAN」で4度目の防衛戦を行う。

　ミニマム級リミットの47.6kgを100g下回る47.5kgでパスした小浦は、初の地元開催に「これまでなかなか応援に来られなかった人も見に来てくれるので楽しみ」と笑顔。挑戦者はこれまでKO負けのない好戦的なダンテだが「自分のボクシングをすれば問題はない。2月のフィリピン合宿で精神的にも強くなった」と自信を示し、「世界に行けと言ってもらえるようしっかり倒したい。来たチャンスは何でも掴む。そこからがスタートライン」と、この先の世界を見据えた。

　一方、来日3度目のダンテは600gアンダーの47.0kgで秤を降りると、「明日は良いファイトを見せるよ。勝つのは自分」と意気込んだ。

　また、セミファイナルでタイ人選手とのライト級6回戦に出場し、この試合でA級昇格を目指す内藤未来(E&Jカシアス)は100gアンダーの61.1kgで計量を終えると、「しっかりと盛り上げて翼に繋げる」と浜っ子ふたり揃っての勝利を誓った。