5月の国内は俺たちが主役!

　27日に後楽園ホールで行われた「DANGAN221」では、5月に同イベントで行われるふたつの日本王座戦が紹介された。ひとつは元号が切り替わる5月1日(水・祝)に同会場開催の「DANGAN223」のメインにセットされた日本フェザー級王者の源大輝(ワタナベ)が指名挑戦者の阿部麗也(KG大和)を迎えてのチャンピオンカーニバル。さらに5月18日(土)、墨田総合体育館で開催される「DANGAN224」のメインで、日本スーパーバンタム級王者の田村亮一(JBスポーツ)が2代前の王者、久我勇作(ワタナベ)を迎え初防衛戦を行うと発表された。その4選手が揃ってリングに上がり、舌戦を繰り広げ試合をアピールした。

　まず最初にマイクを渡された源は、「新元号に変わる最初の日に試合ができることを嬉しく思う。今年のチャンピオンカーニバルは自分らのカードが一番。阿部選手を捉えるのは難しいと思うが、倒して勝ちたい」とコメントした。
　対し、すでにIBF4位、WBC9位と世界上位ランクを持つ阿部は、「ようやくここまで来たという感じ。日本王者はもちろんリスペクトしているが、彼はチャンピオンの器じゃない。5月1日は俺のための祝日だと思い、圧倒して勝つ」と挑発。これに火がついた源は「俺の16勝13KOのパンチは軽くない。必ず仕留める」と返し、固く拳を握った。

　また、17年7月に逆の立場で対戦し、久我に敗れている田村は、「非常に複雑でテンションが上がらない」と切り出し、「なぜなら久我選手がチャンピオンの時に再戦を熱望したのに、僕が王者になってからラブコールを受けた。そんなヤツには負けたくない」と吐き捨てた。
　これに久我は「田村選手には一度勝っているので複雑な気持ちは一緒。前回は判定だったので、次はぶっ倒して世界に進む」と宣言。2年ぶりの再戦に向け、こちらも激しく火花を散らした。