5.18 サンダース、WBOスーパーミドル級暫定王座決定戦

　元WBO(世界ボクシング機構)ミドル級王者で現在WBOスーパーミドル級2位のビリー・ジョー・サンダース(英国)が、WBO同級1位のシェファット・アイスフィー(ドイツ)とWBO世界スーパーミドル級暫定王座決定戦を行うことが正式決定。5月18日(日本時間19日)英国・スティーブニッジにあるラメックス・スタジアムで開催される。試合はクイーンズベリー・プロモーションズが取り仕切り、英国でBTスポーツ、米国ではESPN+が中継される。

　この試合は当初、WBO世界スーパーミドル級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)が王座を返上し、ライトヘビー級へ上がることを表明したため、4月13日に英国・ロンドンで王座決定戦としての開催が決まっていた。しかし、その後ラミレスは一度決めた同王座の返上を翻し、保持したまま4月12日(日本時間13日)のライトヘビー級戦を行うことを発表。サンダースvsアイスフィー戦は見送るとなっていた。

　そうした経緯からWBOは暫定王座決定戦を承認、改めてセットされることになった。サンダースは昨年ドーピング検査で陽性反応が示されWBO世界ミドル級王座を放棄。その後、12月にライトヘビー級8回戦で相手陣営の棄権で再起戦を勝利した。対するアイスフィーはセルビア生まれのドイツ人で同国をベースにヨーロッパでキャリアを積み、15年7月の敗戦を最後に10連勝で今回の世界初挑戦のチャンスを掴んだ。未だ全勝をキープするサンダースが2階級制覇をかけて、暫定王座決定戦に挑む。