渡部あきのりが日本暫定王座返上

　日本スーパーウェルター級暫定王者の渡部あきのり(角海老宝石)が13日付けで日本ボクシングコミッションに王座を返上し、4月14日に韓国ソウルでOPBF東洋太平洋同級王座に挑戦すると発表した。渡部は昨年12月に正規王者の新藤寛之(宮田)との統一戦で引き分けリマッチも期待されたが、今年1月に空位のOPBF王座をリー・ジョンキョン(韓国)が獲得したことによりターゲットを変更した。

　17年1月にデビューしたリーは、戦績10戦7勝(3KO)2敗1分とキャリアは浅いがここ4連勝と勢いのあるサウスポー。新藤に続きサウスポー同士による対戦となった渡部だが、45戦の経験値と圧倒的フィジカルを発揮できれば攻略は難しくはないはず。11年4月に獲得したウェルター級に続くOPBF2階級制覇に期待したい。なお、新藤は5月10日に同級1位の松永宏信(横浜光)を迎え、2度目の防衛戦を行う。