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[ニュース]2019.2.28

OPBF戦の計測ミスでJBC結論

 日本ボクシングコミッション(JBC)選手権委員会は27日、昨年12月のOPBF東洋太平洋バンタム級王座決定戦において度重なる計測ミスが起きたことについて「本試合を公式試合とすべきと裁定する」と発表し、栗原慶太(一力)の王座獲得を正式に認めた。
左:小林 右:栗原
 決定戦はストロング小林(六島)と栗原の間で12月24日に大阪・住吉区民センターで行われたが、5回終了時のインターバルが1分16秒、6回が4分、6回終了時のインターバルが2分2秒と異例のミスが連発。試合は4度のダウンを奪った栗原が111-113,111-113,111-113の判定0-3で勝利したが、試合後に計測ミスが大きな問題となり、JBC選手権委員会は「ノーコンテスト(無効試合)の上で栗原に救済措置を図るべき」といった意見を含め審議を続けていた。
ジャッジペーパー
 その結果、同委員会は「試合が12ラウンド終了していること、採点が3ジャッジとも同一であったこと、タイム超過が試合の結果にアンフェアな影響を与えたとは考えられないこと、本事案がJBCルール115条1項のノーコンテストの規定に該当しないこと」の理由により、本試合を公式試合(JBCルール第56条)とすべきと裁定した。
 この件ではすでにJBC理事長の謝罪ならびに関係者の処分が下されているが、同委員会は実行性のある再発防止の実施をJBCに対して強くもとめ、1.試合役員の資格審査の厳格化、透明化、2.試合役員選任の適正化、透明化、3.タイムキーパー2名体制の堅持を要請した。

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