ベルチェルvsバルガス2延期

　因縁のリマッチとして注目されていたWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級タイトルマッチ。王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)vs同級1位の元王者のフランシスコ・バルガス(メキシコ)のメキシカン対決は延期となったことが米国で報じられた。
　当初は3月23日(日本時間24日)米国・カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで開催予定であったが、王者ベルチェルが拳を負傷したためとされている。改めて5月後半にセットされる予定となっており、正式な日程と開催地の発表が待たれている。

　両メキシカンの初対決は17年1月、当時王者だったバルガスのV2戦。激戦の末に11回KO勝利で挑戦者ベルチェルが初栄冠となった。その後、ベルチェルは同年7月に元同級世界王者の三浦隆司(帝拳→引退)を判定で下し初防衛に成功。その後3連続KO勝利でV4に成功している。対するタイトルを失ったバルガスは17年に再起すると、18年は1試合のみを行い2連勝。ベルチェル戦まで激闘続きで蓄積されていたダメージを回復させ、雪辱に向けて万全のコンディションでこの再戦を迎える構えだった。メキシコのボクシングファン注目の一戦は2ヶ月後に再び激突する。