坂本真宏「勝って良い年にする」

　IBF世界フライ級タイトルマッチに出場する王者のモルティ・ムザラネ(南ア)と挑戦者で同級14位の坂本真宏(六島)が30日、試合の行われる中華人民共和国・マカオのウィンパレスホテルの特設会場で前日計量を行った。落ち着いた様子を見せた両者は計量を無事にパスした。
 

　300gアンダーの50.5kgで秤を降りた王者のムザラネは「ウェイトチェックも終わり、とてもリラックスしているし、あとはホテルでゆっくり過ごして明日を待つだけだ」と36歳の王者は落ち着いた様子を見せた。「サカモトはほかの対戦者と一緒で何も感じない。ただ試合をしてベルトを守って南アフリカに帰るだけ」と平常心を貫いた。
    ムザラネは日本製黒色8オンスのグローブを選択。
 

　挑戦者の坂本も同じく50.5kgの300gアンダーでパスすると「明日は良い年越しをして、勝って良い新年のスタートにしたい」と意気込んだ。「会う前は経験のある大きな王者と思っていましたが、今は特にそこまでのものは感じません」。
    坂本はメキシコ製黒色8オンスのグローブを選択した。