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[試合後会見]2018.12.20

魂の削り合い! 日本スーパーウェルター級王座統一戦

 日本スーパーウェルター級王者の新藤寛之(32=宮田)が20日、後楽園ホールで開催された「DANGAN219」のメインイベントで暫定王者の渡部あきのり(33=角海老宝石)と王座統一戦に臨んだ。高校のボクシング部でともに汗を流したサウスポー同士の一戦は渡部がジャブで距離を詰めるのに対し、新藤は距離を取りながら左クロスを狙った。
引き分けで結果がつかず…
 序盤は渡部が距離を潰してボディ攻撃で体力を削りにいくが、新藤は要所で左ストレートを決めて一進一退の攻防を繰り広げた。5回、プレスをかける渡部に対し、新藤はサークリングしながらパンチを外すと左ストレートを好打。前半終了時の公開採点は3者ともに48-47で新藤がリードした。6回、新藤は足を使いながら右アッパー、左ストレートで顔を弾くと、7回も左ストレートから返しの右フックを決めて優位に進める。劣勢を挽回したい渡部は、8回にジリジリと距離を詰めて左ボディを突き刺すとワンツーでぐらつかせた。9回も渡部が左フック、右アッパーをヒットし猛追。最終10回、勢いを増した渡部はしつこくボディを叩くが、新藤も左クロスで懸命に打ち返した。ジャッジに委ねられた採点は三者三様の引き分け。両者ともに防衛という形になった。来年のチャンピオンカーニバルの行方は、日本プロボクシング協会による協議の結果待ちとなった。
初防衛に成功した新藤
 試合後、日本ボクシングコミッションの両者防衛のアナウンスに「すっきりしない」と肩を落とした新藤は、「あきべえさんも同じ気持ちだろうからしょうがない」と気を取り直し、試合を振り返った。
 「右拳の怪我は完治し、今回の試合でも問題はなかったが、試合中に少し左拳を痛めた。途中で良いパンチも入ったが、あと一歩が足りなかった。あきべえさんにボディを狙われ、めちゃめちゃ効いたわけではないが、見映えが悪かったと思う。ズルズルといった感がある」と反省。
 次戦が指名挑戦者の松永宏信(横浜光)とのチャンピオンカーニバルとなるのか、渡部とのダイレクトリマッチになるかは現時点で不明だが、「決まった試合に向けて集中するだけ」と決意した。渡部は花咲徳栄高校ボクシング部時代の1学年上の先輩で、よく面倒を見てもらったと言うが、「今回もそうだが、プロとして決まればやるしかない。そこに特別な感情はない」と言い切った。
生き残った渡部
 一方、後半に驚異の追い上げを見せ引き分けに持ち込んだ渡部は、「7ラウンドのピンチは瀬戸際だと思い、ここで引いたらいけない。逆にチャンスだと思った。相手はやりにくかったが、ファイターとしての心を持って10ラウンド最後まで戦うことができた。この結果は嬉しくもあり悲しくもありですね」と45戦目にして初のドローに複雑な表情を見せた。
 白血病と闘っている3歳の愛娘が一昨日退院し、年末は家族で一緒に過ごす渡部。「ベルトは一応あるわけだから良かったのかな」と笑顔を見せた。
 会見に同席した鈴木眞吾会長は、「後半の気迫は大したもの。前回より良かったと思う。ここまできた選手だから今後のことはよく考えて決めるべき。本人がやると言うなら続けさせたい」と語った。
松永宏信(横浜光)
 この試合を観戦した日本同級1位の松永宏信(横浜光)は、「結果がドローだったのでコメントしずらいところはあるが、お互い気持ちの入った良い試合でした。渡部さんのボディ攻撃も光ったし、新藤さんのカウンターも良かった。これからどうなるかわからないが、どちらと戦っても勝つ自信はあるので挑戦させてもらいたい」と感想を口にした。
決着戦はあるのか!?

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