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[試合後談話]2018.12.13

死闘! 大坪タツヤvs河野洋佑!

 日本フェザー級7位の大坪タツヤ(29=T&T)が12日、後楽園ホールで開催された「The GREATEST BOXING.32」のセミファイナルに出場。58.0kg契約8回戦で日本フェザー級15位の河野洋佑(30=新日本木村)と対戦した。試合は初回から激しい打撃戦を繰り広げ、この日一番の歓声が沸き起こった。
試合後には大きな拍手が送られた
 ランキング上位を狙う河野が力強いパンチをボディにヒット。対する大坪も4回に右フックでグラつかせると連打で応戦した。中盤以降は互いの意地がぶつかりタフなファイトを展開、採点の難しいラウンドが続いた。最終8回、大坪は右フックで膝を揺らすとワンツー連打を繰り出し試合終了のゴングを聞いた。接戦をものにした大坪が7月以来の再起戦を勝利で飾った。
最後の2ラウンドは楽しかった
 激戦を制した大坪は、「来年、タイトル再挑戦をアピールするためには圧倒したかった。ジャブで距離を取りたかったが、中盤から打ち合ったら感触が良かったのでそっちを選択した。良い勝負をしていてはダメですね」と苦笑いを浮かべた。大坪が勝利し、これでT&Tスポーツジムは7連勝と絶好調。大坪は「勝って熊につなげることができた」と16日(日)に大阪・エルシアターに出場する同門のトリッキー熊谷(29)に勝利のバトンを渡すことができたと笑顔を見せた。
勝たないと意味がない
 一方、接戦を落とした河野は、「ハッキリとしたポイントが取ることができなかった。相手はこっちが打っても打ち返してきて基礎ができている。なかなか勝ち切れないので、このままでは上に行けないですね。結果がすべてなので頑張るしかない」と悔しさをにじませた。
左:三瓶 右:粟田
 第7試合では、スーパーフェザー級8回戦で日本同級12位の三瓶数馬(23=協栄)と2016年全日本同級新人王の粟田祐之(27=KG大和)が激突。サウスポー同士の試合は初回から三瓶がプレスをかけて左ストレートを好打。さらにボディにパンチを集めてペースを握った。粟田は距離を取りワンツーを繰り出すが、三瓶は上下にパンチを散らしてダメージを与えると7回にフィニッシュに持ち込んだ。
再浮上した三瓶
 日本ユース王座を陥落して以来の再起戦を勝利した三瓶は、「テンポを意識して攻めることができたのは良かったが、もらわなくてよいパンチをもらってしまった。上を目指すならこのままではいけない。もっと緩急をつけて前の手でリズムを取ることを心がけたい」と反省の弁を述べた。来年の飛躍が期待されるが、「キャリアを積んでGOサインが出たらタイトルに挑みたい」と拳を握った。

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